こんにちは、Kei750です。
このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
悪戦苦闘しながら投資や副業に取り組む過程や、それらに関連する書籍やガジェットを紹介、発信しています。
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今日から今期最強の寒波が襲来するそうです。
すでにとても強い風が吹き始めていて、体感温度がとても低く感じます。
昨日まではポカポカ陽気だったので、そのギャップで風邪を引いたりしないように注意しましょう。
さて、今日は昨日に続いて新技術の話題に触れたいと思います。
皆さんは「地上の太陽」と呼ばれる夢のエネルギー、核融合発電をご存知でしょうか。
高市首相は、核融合発電をエネルギー安全保障と脱炭素の切り札と位置づけて、2030年代の実証、2040年代の商用化を目指す国家戦略を推進しています。
また、株式市場でも熱い視線が注がれているこのテーマについて、インデックス投資家の視点からその現状と未来を整理してみました。
新たなエネルギー革命の幕開け
現在、世界中で「核融合」への注目が急速に高まっています。
核融合とは、太陽の内部で起きている反応を地球上で再現し、膨大なエネルギーを取り出す技術です。
従来の原子力発電(核分裂)とは異なり、暴走のリスクが極めて低く、二酸化炭素も排出しないクリーンな次世代エネルギーとして期待されています。

特に資源の乏しい日本にとって、海水から燃料を取り出せる核融合は、エネルギー安全保障の観点からも極めて重要な国家戦略となっています。(海水からだけの燃料というわけではありませんが)
日本が誇るモノづくりの技術力
核融合発電の実現には、1億度を超える超高温のプラズマを磁力で封じ込めるなど、極めて高度な技術が必要です。
現在、フランスで建設中の国際熱核融合実験炉(ITER)プロジェクトでは、日本企業が主要なコンポーネントの多くを供給しています。
ではそのITERというプロジェクトは、どんなものなんでしょうか?
ITERは、核融合が「エネルギー源として科学技術的に実現可能であること」を証明するための、人類史上最大の国際共同科学プロジェクトです。
あくまでも研究炉というもので、ここで得られた技術を参加各国が自国に持ち帰り、自前の融合炉を作っていくということのようです。
1. 巨大な「トカマク型」装置
ITERで採用されているのは、強力な磁力でプラズマをドーナツ型に閉じ込める「トカマク型」という装置です。
- サイズ: 装置の高さと直径は約30m。重さはエッフェル塔3つ分以上に相当する約23,000トンという巨体です。
- 1億度の挑戦: 炉内では1億5,000万度という超高温プラズマを作ります。これを閉じ込めるために、マイナス269度まで冷却された強力な超電導磁石が使われます。
その他にも、レーザー方式というものもあります。
2. 世界が一つになる「7地域(35ヶ国)」体制
一つの国では到底まかなえないコスト(約2兆円〜と言われています)と技術を集約するため、以下の7つの地域・国が協力しています。
- 日本、欧州(EU)、米国、中国、韓国、ロシア、インド
- 現地はフランス: 建設地は南フランスのカダラッシュです。
3. 日本の「不可欠な」役割
日本は単にお金を出しているだけでなく、装置の「心臓部」を担当する重要な技術パートナーです。
- 超電導磁石の調達: 1億度の熱を閉じ込めるための巨大な超電導コイル(トロイダル磁場コイル)などを製作。
- 加熱装置: プラズマを1億度以上に熱するための「中性粒子入射加熱装置」の開発・納品。
- 那珂研究所(茨城県): 世界最大のトカマク型装置「JT-60SA」を稼働させ、ITERの運転を支援する物理データを集める役割を担っています。
4. これからのスケジュール
核融合は「20年先の技術」と言われ続けてきましたが、ITERによっていよいよ実証段階に入ります。
- 2025年以降: 初のプラズマ点火を目指して、フランス現地で世界中から届く巨大部品の組み立てが最終局面を迎えています。
- 2035年ごろ: 核融合反応を本格的に行い、投入したエネルギーの10倍(Q=10)を熱として取り出す実証運転が予定されています。
三菱重工業や日立製作所、東芝といった重電メーカーだけでなく、フジクラや古河電気工業といった電線メーカーの超電導技術、さらには京セラの素材技術など、日本が長年培ってきたモノづくりの基盤が、この最先端分野を支えています。
実際にプラントを作り始めているということは、夢の技術というわけでも無さそうですよね。
加速する民間投資とスタートアップの台頭
かつては「20年先の技術」というジョークの対象だった核融合ですが、近年は民間資本による技術革新が凄まじいスピードで進んでいます。
米国ではMIT発のスタートアップが強力な磁石の開発に成功し、巨額の資金を調達しています。
日本でも京都フュージョニアリングやエクスフュージョンといったスタートアップが台頭しており、2030年代の発電実証を目指して具体的な試験プラントの建設が進められています。
冒頭でも述べたように、日本政府のエネルギー安全保障と脱炭素の切り札として国もバックアップしており、産業のすそ野は化学、精密機械、AIメンテナンスなど広範囲に及んでいます。
で、投資家としての我々はどうするの?
核融合は確かに「夢のあるテーマ」ですが、インデックス投資家としては冷静な視点も必要です。
商用化にはまだ相応の時間がかかり、技術的なハードルも残されています。
特定の個別株に集中投資するのはリスクが伴いますが、世界経済の成長を支える基盤技術として、私たちの保有するインデックス・ファンドに含まれる多くの企業がこの革命に関わっていることは心強い限りです。
エネルギーコストの劇的な低下は、将来的に世界全体の生産性を押し上げ、市場全体の成長に寄与する大きな可能性を秘めています。
何よりも、「核融合炉」って響きがいいですよね。
モビルスーツが開発できますよ!
まとめ:それでも航路は守りましょう
テクノロジーは日々進化し、私たちの社会をより良い方向へ変えようとしています。
核融合のような破壊的なイノベーションが実を結ぶまでには、何十年という月日が必要です。
投資も同じです。
目先の流行やニュースに一喜一憂することなく、人類の進歩と企業の成長を信じて、淡々と積み立てを続けることが最善の戦略です。
未来のクリーンなエネルギー社会が実現するその日まで、じっくりと資産を育てていきましょう。
つまるところ「バイ・アンド・ホールド」を維持していきましょう。
今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。
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