【冷静に】AIの進化とソフトウェア市場の関係【観察しよう】

S&P500

こんにちは、Kei750です。

このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
悪戦苦闘しながら投資や副業に取り組む過程や、それらに関連する書籍やガジェットを紹介、発信しています。
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なんだかビットコインが大きく下がっているようです。

Trading Viewより引用

昨年のトランプ関税の下落時よりも下がってしまっています。
ビットコインでポジションを持っている方もおられると思いますが、まずは落ち着きましょう。

一方、S&P500も-1.21%と大き下げています。
今年に入ってからの最安値付近まで下がってきています。

Trading Viewより引用

でも、5年の長期チャートで見るとこんな感じ。
これぐらいの下げは今までもたくさんありましたし、トータルでは上がっています。
あわてて売るほどのことではありません。

慌てることはありませんが、なぜこのような下げが起こっているのかは理解しておくことが、心の平穏を保つために必要だと思います。

確認してみましょう。

テクノロジーの進化がもたらす「産みの苦しみ」と市場の反応

2026年2月6日、米国市場では主要3指数が揃って下落し、特にこれまで相場を牽引してきたソフトウェア関連株が厳しい売りに押されています。

また、リスク資産の代表格であるビットコインも一時6万5000ドルを割り込み、昨年10月以来の安値を記録しました。

米国株を保有している方の中には、朝起きてポートフォリオの評価額を見て、少し驚かれた方もいるかもしれません。

しかし、私たち長期投資家にとって重要なのは、目先の数字に一喜一憂することではなく、その背景にある「構造的な変化」を理解することです。

今回の変動は、単なる不況のシグナルというよりも、テクノロジーの急速な進化が既存のビジネスモデルを揺さぶる過程で生じている、ある種の「摩擦熱」のようなものではないでしょうか。

ソフトウェア業界を襲う「AIによる破壊」の正体

今回の市場の動揺の主因は、AI(人工知能)が既存のビジネスを「補完」する段階を超え、一部を「代替・破壊」する懸念が現実味を帯びてきたことにあります。

具体的には、アンソロピック社が発表した最新AIモデル「クロード・オーパス4.6」の存在です。

先日、法務業務の自動化を目的とするAIモデルを発表したばかりなのに、もう次のAIモデルのリリースです。

このモデルは、人間なら数日を要する詳細な財務分析や法務資料の作成を瞬時に完了させる能力を持つとされています。

これを受け、ファクトセットやS&Pグローバル、さらにはアドビやセールスフォースといった、これまで盤石と思われていた大手ソフトウェア企業の株価が大きく下落しました。

「AIがSaaS(Software as a Service)を時代遅れにするのではないか」という懸念から、ソフトウェア関連の時価総額はわずか1週間で1兆ドルも消失しています。

ガジェットや最新テックに敏感な方なら、この進化がいかに凄まじいか肌で感じていることでしょう。

しかし投資の文脈では、この技術革新が「既存の勝者」を引きずり下ろすリスクとして意識され、ヘッジコストが2020年のコロナショック以来の高水準に跳ね上がっているのです。

労働市場の減速とマクロ経済の転換点

株式市場がAIの脅威に揺れる一方で、マクロ経済のデータも変化の兆しを見せています。

直近のデータでは、米国の求人件数が2020年以来の低水準となり、新規失業保険申請件数も予想を上回って増加しました。

これは景気の減速を示唆するものですが、同時に投資環境にとっては別の意味を持ちます。

「労働市場の軟化」を受けて、FRB(米連邦準備理事会)による年内の追加利下げ観測が強まり、米国債利回りは低下(国債価格は上昇)しています。

これまでのような「ハイテク株一強」の時代から、金利低下を背景とした債券や、出遅れていたバリュー株への資金シフトが起こりつつあるのかもしれません。

週間のヒートマップを見ても、テクノロジーやサービスに赤が目立つのに対し、金融や非耐久消費財は比較的緑を維持しています。

Trading Viewより引用

経済ニュースを追っていると不安になる指標も多いですが、これはインフレ局面から次のサイクルへと移行する過渡期の現象と考えることもできます。

なぜ今、改めて「インデックス投資」が最強の解なのか

このような「特定のセクター(今回はソフトウェア)の急落」や「仮想通貨の調整」を目の当たりにすると、個別株投資の難しさを痛感します。

どの大手企業がAIによって淘汰されるか、あるいはどのAI企業が次の覇権を握るかを、正確に予測することはプロでも至難の業だからです。

だからこそ、市場全体に投資する「インデックス投資」の合理性が光ります。

S&P500や全世界株式(オール・カントリー)などのインデックスファンドは、AIによって衰退する企業を自動的に指数の構成比率から下げ、逆にイノベーションを起こして成長する企業を取り込んでいく仕組みを持っています。

私たちは「どの企業が勝つか」を予想する必要はありません。

これ大事です。
テストに出ます。
心に刻んでおきましょう。

人類の技術革新と経済活動が続く限り、その果実を享受できるポジションを取り続けること。

これが、本業を持つビジネスマンにとって最も効率的で、再現性の高い戦略なのではないでしょうか。

まとめ:静観し、規律ある積み立てを継続する

今回の市場の調整は、AIという強力なテクノロジーが社会に実装される過程での一時的な混乱です。

市場のボラティリティ(変動)が高まっている今こそ、ご自身のリスク許容度を再確認し、淡々と積み立て投資を継続しましょう。

「激しい雨が降っている時は、家の中で静かに読書でもして過ごす」。それくらいの心持ちが、長期投資にはちょうど良いのです。

世の中の情報は取り入れるけれども、その情報にあたふたしない。

「あわてない、あわてない。一休み、一休み。」

今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。

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