こんにちは、Kei750です。
このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
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S&P500は久々にちょっと落ち着いたという感じですね。
それでもイラン戦争での下落から、盛り返して余りある上昇となっています。
この上昇の軟化は戦争の終結ではなく、停戦の延長となったことによる不安感によるもののようです。

今日の話題はイランと米国の停戦協議に関してと、今年後半のS&P500における予想に関して考えたいと思います。
停戦は「延長」された——だが、不安は消えていない
4月21日、トランプ米大統領はイランとの停戦を無期限で延長すると表明しました。
バンス副大統領がパキスタンで予定していた第2回協議は頓挫し、一時は市場に緊張が走りました。
しかし、停戦延長の発表を受けて原油価格は3ドル以上下落し、株価指数先物もこの日の下げの大半を取り戻しました。
ただし、「延長」はあくまで時間を買っただけです。
米国はホルムズ海峡出口での海上封鎖を継続しており、イラン側は「威圧的な対応が続く限り交渉には応じない」と主張しています。
双方が相手の停戦違反を主張する構図は変わっておらず、根本的な対立は解消されていません。
原油市場が映す「合意への懐疑」
今回の一連の報道の中で、原油市場の動きが市場心理を端的に示していました。
バンス副大統領のパキスタン訪問取りやめが伝わると、北海ブレントは一時1バレル100ドルを超えました。

停戦延長の発表後は再び100ドルを下回りましたが、WTI先物(6月限)は前日比2.6%高の89.67ドルで通常取引を終えています。
原油価格の高止まりは、インフレ圧力の根強さを意味します。
金融政策に敏感な米2年債利回りも一時8ベーシスポイント上昇し、年末までの利下げ確率も低下しました。
次期FRB議長候補のウォーシュ氏が議会でインフレ抑制重視の「タカ派的姿勢」を示したことも、利下げ期待の後退を後押ししています。
次回4/29に予定されているFRB会合における利下げは、ほぼ無いとの予想もでています。

こうした環境下では、金利上昇が株式のバリュエーションに下押し圧力をかけやすく、短期的には相場の重しとなります。
JPモルガンはS&P500の年末目標を7600へ引き上げ
一方で、市場には強気の視点もあります。
JPモルガン・チェースのストラテジストチームは、S&P500の年末目標を7600ポイントへ引き上げました。
これは現在水準から約7%の上昇余地を見込むものです。
引き上げの主な根拠は、AIへの関心の再燃です。
アンソロピックの新モデル「Mythos(ミトス)」の公開以降、S&P500のAI関連銘柄の約66%がアウトパフォームしているとされています。
相変わらず、AI関連の期待で株価が上がるのか、不安で下がるのか、よくわからない理屈ですね。
また、第1四半期の決算シーズンが前四半期より良好な内容となる見込みであることも、上方修正を後押ししています。
実際、3月安値からの回復局面では、マグニフィセント・セブン(大型ハイテク7銘柄)が約20%上昇し、S&P500の回復分の半分以上を7社だけで担いました。
「テクノロジー株なしではS&P500は本格上昇できない」というのが足元の市場の現実です。
ただし同チームも、地政学的な不安定さが続けば短期的に株価が下落するリスクは残ると認めています。
「明確な強気シナリオ」と「リスクの残存」が同時に存在する、難しい局面と言えます。

地政学リスクと株式市場:歴史が示すパターン
地政学的なリスクが市場を揺さぶるのは、今回が初めてではありません。
過去の中東情勢をめぐる緊張局面を振り返ると、当時は市場に大きな不安が広がったものの、長期的なS&P500の上昇トレンドは維持されてきました。
一般人の我々には相場がここからどう動くかを読むことは出来ません。
停戦協議が進展して緊張が緩和すればリスクオンの流れが戻り、逆に交渉が決裂して戦闘が再開されれば原油高・株安が進む可能性があります。
どちらのシナリオも排除できない状況です。
重要なのは、こうした不確実性が高い局面でも、世界経済は長期的には成長するという前提を持ち続けることです。
「今が買い時かどうか」を判断しようとするよりも、毎月の積立を淡々と続けることが、長期投資家にとって最も合理的な行動であることが多いのです。
まとめ:不透明な時こそ、方針のぶれない投資を
今日の内容を整理します。
イランとの停戦は無期限延長となりましたが、ホルムズ海峡の封鎖は続き、根本的な対立は解消されていません。
原油高とインフレ圧力は相場の重しとして残っています。
一方でJPモルガンはAIへの期待再燃を背景にS&P500の年末目標を引き上げており、ビッグテック株の復調が指数を下支えしています。
「地政学リスクがありながらもビッグテックが上昇する」こうした矛盾した動きが同時進行するのが、現在の市場の特徴です。
私自身は引き続き、S&P500への積立を続けていくつもりです。
地政学リスクの行方を予測しようとするのではなく、自分の投資方針とリスク許容度に基づいて、淡々と行動し続けることが大切だと考えています。
相場は必ずここから上がるという断言は誰にもできません。それでも、長期の視点を持ち続けることが資産形成の基本だと、私は信じています。
それでは今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。
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