こんにちは、Kei750です。
このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
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キオクシアの決算が発表されましたね。
売上高は2兆3376億円で2期連続の過去最高、さらに驚いたのが第4四半期の数字です。
営業利益が約6000億円に達し、なんと2024年度の通期営業利益(4530億円)を1四半期だけで上回ってしまいました。
純利益は前年同期比で30倍超です。
ここしばらくは停滞気味ですが、株価も急上昇です。

端的な感想を言うと、「四半期で通期を超える」って、「ちょっと何言ってるか分かんない」レベルの話ですよね。
それだけ、今のAI需要によるメモリ市場の過熱ぶりが尋常ではないということです。
これが今回の記事を書こうと思ったきっかけです。メモリはなぜここまで上がったのか、そしていつまで続くのか——順番に見ていきましょう。
メモリが高い……これ、いつまで続くの?
「パソコンを買い替えたいけれど、メモリ16GBのモデルが思ったより高い」という声をよく耳にします。
特に、今年に入ってからノートパソコンの価格はずいぶん上がりましたよね。
結論から言うと、2026年現在の高止まりは当面続きそうですが、2027年後半には価格が大きく下落に転じる可能性があるというニュースも入っています。
理由は後ほど詳しく説明しますが、「安くなるのを待ち続ける」のがベストとは限らないので、ご自身の状況と照らし合わせながら読んでみてください。
なぜこんなに高くなったのか
メモリ価格高騰の主な理由は、御存知の通り生成AIの急拡大です。
ChatGPTをはじめとするAIサービスを動かす巨大データセンターでは、通常のPCの数十〜数百倍ものメモリが必要で、メモリメーカー各社は利益率の高いAIサーバー向け製品(HBM)の生産を最優先にしています。

メモリの種類であるHBMとは、(High Bandwidth Memory:高帯域幅メモリ)の略で、「超高速かつ大容量な次世代のデータ転送規格メモリ」のことです。
ぶっちゃけて言うと、めちゃくちゃ速いけどめちゃくちゃ高価という感じです。
その結果、私たちが使う一般PC向けのDDR5メモリの供給が後回しにされ、価格が急騰しています。
加えてDDR5という新世代規格への移行で製造コスト自体が上がっており、さらに円安による二重の押し上げが続いています。
ちなみにDDR4や5とHBMとの転送速度の比較をしてみました。
文字通り桁外れですね。
| メモリの種類 | 主な用途 | 1基(1枚)あたりのデータ転送速度 | HBM3Eとの差 |
|---|---|---|---|
| DDR4-3200 | 一世代前のPC・サーバー | 約 25.6 GB/s | 約 47分の1 |
| DDR5-6400 | 現在の一般的なPC・サーバー | 約 51.2 GB/s | 約 24分の1 |
| DDR6(予測値) | 次世代PC・サーバー | 約 100〜140 GB/s | 約 10分の1 |
| HBM3E(現在の主流) | AI用GPU(NVIDIA B200など) | 約 1.2 TB/s(1,200 GB/s) | (基準) |
| HBM4(最先端・次世代) | 超高性能AIアクセラレータ | 約 2.0 〜 3.3 TB/s | HBM3Eの約2倍 |
キオクシアの2026年4〜6月期の純利益見通しは前年同期比47倍という数字が出るほど、メモリメーカー各社は空前の好決算を記録中です。
まさにメモリバブルといえる状況ですね。
2027年後半に価格が崩れるかもしれない理由
ここが今回の記事で一番お伝えしたいポイントです。
サムスン電子の元半導体事業トップが業界フォーラムで「2027年後半にメモリ価格は大きく下落する」との見通しを示しました。
理由は2つです。
1つ目は、中国メーカー(CXMT等)による大規模な生産拡大。
現在進行中の増産計画が実現すれば、2027年後半には世界の月間生産能力が600万枚規模のウェハー処理に達するといわれており、現在の供給不足が一転して供給過剰に転じる可能性があります。
キオクシアも今年度の設備投資を前年比約1.6倍の4500億円に引き上げ予定で、各社が一斉に増産に動いています。
2つ目は、AIへの設備投資が縮小するリスクです。
現在のメモリ需要はビッグテック各社のAI投資に大きく依存しています。
もしAI関連ビジネスの収益性が期待を下回り、設備投資が鈍化すれば、メモリ需要は急減します。
増産と需要縮小が重なれば、価格崩壊につながりかねません。
「メモリはもう二度と安くならない」という悲観論は、少なくとも1〜2年のスパンで見れば、あまり根拠がないかもしれません。
中国企業による大量過剰生産によるたたき売り?みたいな状況をちょっと期待してしまいますね。

では、今パソコンを買うべきか?
「安くなるのを待ってから買えばいい」という判断が正しいケースもありますが、状況によっては待つことがリスクになります。
今すぐ買い替えを検討すべき方は、Windows 10ユーザーです。
まだ使い続けているという方はあまり多くないのかもしれませんが、2025年10月にサポートが終了しており、セキュリティリスクが現実のものになっています。
また、PCが頻繁にフリーズする、動作が重いなどの症状がある方も、壊れてからではデータの損失などで修理費などとは比較にならないダメージを負う可能性もあります。
逆に、現在のPCがWindows 11でメモリ16GB以上あり、特に不満がない方は急ぐ必要はありません。
2027年後半以降に価格が落ち着いてから購入するのも、十分に合理的な選択です。

マックという選択肢もありますぜ、旦那。
(とか言う悪魔の誘惑)
コスパ重視の方には私の大好きな中古・整備済み品という選択肢も十分にあります。
最近の整備済み品は品質も安定しており、1〜2世代前のモデルを賢く選べば、現時点でもかなりお得に手に入ります。
マックでもチョコチョコ出てきますよね。
速いもの勝ちの取り合いみたいになってますけれども。
(アップルのサイトに飛びます)
https://www.apple.com/jp/shop/refurbished
まとめ:メモリ高騰は「一時的」かもしれない
今回のメモリ価格高騰は、AIバブルと生産ラインの偏りが重なった構造的な問題です。
ただ、各社の増産計画やAI投資の不確実性を踏まえると、2027年後半には大きな価格調整が来る可能性が現実味を帯びています。
まぁあくまでも予想ではありますが。
「今の高値がずっと続く、今後さらに上がっていく」と思い込んで慌てて買うより、自分のPCの状態と使い勝手を冷静に見極めることが大切です。
壊れかけている、処理速度に不満があるなんて言う方は今すぐ買い替え、問題なければ2027年の動向を見ながら判断する——そういうアプローチが、今のところ最も損をしない買い方ではないかと思います。
それでは今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。
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