ぜひ読んで欲しい【ヨシタケシンスケ】

書評

こんにちは、Kei750です。

我が家では犬を飼っており、お昼すぎにその子をトリミングに連れて行きました。

今日は朝から小雨が降り続いていたのですが、普通に歩けば2,3分のところなのでサッと行ってしまおうと傘もささずに出かけました。

保護犬としてもらい受けて来てもう5年になるのですが、とても臆病な性格で、おやつをあげる時か散歩に行こうといった時しか自分からは寄ってきてくれません。

繁殖犬としてケージに閉じ込められていたようで、人間にはいい思い出が無いようです。

当然、トリミングやシャンプーなども嫌がって、なかなか素直に受けてくれません。

しかもかなり賢い子で、いつもの散歩コースと違うとイヤイヤをして座り込んでしまいます。

今日も家を出て早々に濡れている地面に座り込んでしまいました。

小雨とはいえ、立ち尽くしているとずぶ濡れになってしまうので、仕方なく抱っこして向かうことに、、、。

12kgもの犬を抱っこして雨の中を歩く羽目に。濡れるし腕はしびれるし、なかなか大変でした。

迎えに行くまでには雨がやんでほしいものです。

さて今日の本題です。

ヨシタケシンスケってご存じですか?

かなり有名な方なのでご存じの方も多いと思います。

絵本作家さんでイラストレーターでもあり、エッセイも書かれています。

有名なのは「りんごかもしれない」という絵本かもしれません。芥川賞作家の又吉さんとの合作である「その本は」も話題になりましたよね。

この方のいろいろな絵本も好きなのですが、エッセイがこれまたいい味を出していてとても大好きなんです。

日常の気になることに対して、「どうしてだろう?」 「こんなことに気づいたぞ」「ちょっと面白いな」みたいなことがつらつらと書かれています。

特に大好きなのが、「明日やるよ。すごくやるよ」という言葉。

明日すごいよ。明日すごいやるからね、っていう。
でも、今日はもう、寝るけどね、っていう。
自分を甘やかす時に、とっても便利な言葉です。

布団に入ってこの言葉をつぶやくとなんだか安心できるみたいな。
自分に暗示をかけてぐっすり眠って、明日がんばる。明日すごいやる。

そんな力を与えてくれる言葉です。

みんな知らず知らずのうちに自分を追い込んで、
「あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ、ああ、時間がない、、」
なんてことになっていませんか?

もっとゆっくり生きてもいいんですよ。と背中を叩いてくれます。

ヨーグルトの3個入りのパックのやつ

もう1つお気に入りのエッセイがあります。

個別包装されたヨーグルトが3つパックになって売っているのがありますよね?
下の部分に厚紙の台座が付いていて、全体が薄いビニールで覆われているやつです。

あれ、一個食べると当然2つ残るんですが、その時パックをすべてバラしちゃって下の厚紙とビニールを捨てちゃいます?それとももう1つ食べて、残りが1個になった時に捨てちゃいます?

ヨシタケさんと編集の人は前者で、1個でも食べるとバラして下の厚紙とビニールは捨てるみたいです。

で、私も同意見。

でもヨシタケさんの奥さんは最後までそのまま。我が家の妻もそのまま。

ヨーグルトは1つしかないのに、台座とパックは3つ分。
ヨシタケさんも編集の人も、なんなら私もこれが許せない。すぐに捨てたい。

このエッセイを読んだとき、嬉々として妻にこの部分を見せて、「ホラホラ!」と言ったところ、
「はいはい、そうやね」と軽くあしらわれてしまいました。

すぐ近くの人にはそれが共感してもらえない。逆もしかり。
私にとって当然のことがパートナーには理解してもらえない。彼女に取ってあたりまえのことが私には納得できない。

「何を小さなことを」と言われるかもしれませんが、恐らくこんなことが世の中には溢れかえっていて、意思疎通の邪魔になっているのかもしれない。

そんなことが冷蔵庫の中に転がっているというのが面白いんです。

なんとかなるもんです

投資をしていると、日々の上がり下がりが気になります。

株価が下がってきたりすると、ピリピリ、イライラしちゃいます。

そんなときにはゆったりとした気持ちでこの本を読んでみませんか。
くすっと笑って、ゆっくりと休みましょう。

明日やるよ。すごくやるよ」って頭の中でつぶやきながら。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。

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