【日本人は】投資における海外との比較【リスク嫌い】

株式投資

こんにちは、Kei750です。

このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
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今年は桜の見頃が長かった気がします。満開になってから2週間ぐらいは綺麗なままだったんじゃないでしょうか?
その桜もだいぶ散って、葉桜になってきました。
ここから梅雨までのしばらくの間、快適な気候が続きます。
一年の中でも最も好きな季節です。

では今日の本題へ。

日本人は貯金が大好き?

日本では投資人口があまり多くないとのことです。

野村アセットマネジメントの2020年の調査結果では、投資信託あるいは株式を保有する投資家人口を「日本の人口統計」に当てはめたところ、20歳以上の人口(約1億人)に対して約2,700万人、26%いう結果だったそうです。

厳密には現在の成人は18歳ですが、成人の人口の約1/4しか投資を行っていないということになります。

投資信託だと更にその半分ぐらいしかいないそうです。

一方で日本の家庭の金融資産の約50%以上が現金・預金であることも結果に現れています。

銀行に預けてもお金は増えないどころか、ATMなんかを使うと手数料で110とか220円を取られることになり、「むしろまーい」などとつぶやいてしまうぐらいに減ってしまいます。

それでも投資して減ってしまうかもしれないという恐怖感よりはマシだということなんでしょうね。

生命保険の加入率

同じ様に、日本人の保険加入割合もかなり高いのかと思い調べてみたところ、やはり約80%もの人が生命保険に入っているとのことです。

米国の生命保険への加入率は、公的保証の仕組みが違うこともありますが、60%程度と20%程の差があります。

正直なところ、アメリカでの生命保険の割合はもっと少ないと思ったんですが、意外と高いということがわかりました。

また、アジアでの加入はかなり高い割合で、中国、台湾、香港等は日本を上回る加入率でした。
(元データの違いか、生命保険会社や公的機関の示している数値が結構違っています)

生命保険に関しては、ダントツで日本が多いのかと思っていましたが、意外とそうではないようです。

投資における海外との比較

さて、本題の投資の割合における米国やヨーロッパとの比較です。

下記のグラフは日本の家計の金融資産の割合を、米国、ヨーロッパと比較したものです。
上が2024年でしたが2021年です。

日本のリスク資産(株、投資信託、証券)の割合は、徐々に増えてきており、2021年の15.7%から
2024年の20.9%になっています。

しかしながら、米国(約60%)、ヨーロッパ(35%)と比較すると圧倒的に少ないです。

新NISA制度が始まり、多くの方が投資を始めたように思っていましたが、まだまだなんですね。

また、日本の家計における金融資産の割合は圧倒的に現金の比率が高いのがわかります。

2024年の調査

日本銀行調査統計局の調査 2024

2021年の調査


日本銀行調査統計局の調査 2021

日本人の投資人口が少ない理由は大きく5つ

この理由としてよく言われているのは、

 1.マネーリテラシーの欠如

公的機関での金融教育の不足、つまり学校でお金のことを学んでこなかったということですね。
理系だったせいか、大学でもそんな話は聞いた覚えがありません。
でも、数年前から高校でも金融教育が実施され始めたとのことです。
少しは変わってくるでしょうか?

 2.リスクに対する過剰な回避

国民性としてリスクを避ける傾向がある。これは起業する人が少ないことや、海外留学率が低いことからも納得できそうです。
周りを見渡して、自分が目立っていないことを気にしたりしますよね。

 3.投資に対する偏見

お金のことをあれこれ言うのはみっともない、といった偏見がありますよね。
また、投資はギャンブルで悪、といった風潮もあります。
実際、私は裕福な家庭ではありませんでしたが、親からは貯金することと、保険に入ることを口酸っぱく言われました。ある程度の貯金はともかく、保険に関しては今では逆の考え方になっています。
金融教育不足にも関係しますが、楽して儲けるのはどうなの?って思っている人も多そうです。

 4.デフレ経済の長期化

インフレが起こらないのなら、貯金でもリスクが比較的少ないという日本独特の傾向です。
失われた30年のあいだ、ほぼ物価が上昇せず、なんなら下がるぐらいであったため、貯金でも目減りすることがなかったことが大きな原因です。

 5.高齢者への資産の偏り

日本の個人金融資産の多くは65歳以上のシニアが保有しているそうです。
少子高齢化は日本だけではないですが、資産形成期の若年層とは違い、取り崩し期になる高齢者にとって、リスクはできるだけ避けるべきです。
そうなる投資割合が減るということが理解できます。

まとめ

国民性という点はある程度予想していましたが、高齢化に伴う投資割合の低下はなるほどなぁという気づきでした。

高校での金融の授業も始まったようです。
新NISAを期に投資人口が増え、国民全体として豊かになっていければいいですよね。

今はS&P500という米国株に投資をしていますが、今後、日本株に投資できるようになっていけばもっといいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。

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