【S&P500】S&Pとダウ平均は最高値を更新しました【ドル円は一時154円まで】

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こんにちは、Kei750です。

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米国市場は重要なイベントであるFOMCを通過し、株価は最高値を更新する堅調な動きを見せていますね。

その中で米国の金利を0.25%下げることが発表されましたが、これは市場関係者からは予想されていたことだったため、S&P500への大きな影響は無かったようです。

今回は、直近のFOMCの結果と市場の反応、そしてそれが私たちの資産形成にどう関わるかについて、考えていきたいと思います。

S&P500種株価指数が最高値を更新

11日の米国株式市場において、S&P500種株価指数は0.2%上昇し、最高値を更新しました。
本当に底堅く上昇してくれますね。ありがたやありがたや。

そして、ダウ工業株30種平均も同様に高値を更新しています。

ちょっと気になるところでは、決算発表を受けたオラクル株が約11%急落するなど、AI投資への懸念から個別株単位での変動は見られましたが、市場全体としては安値拾いの買いが入る底堅い展開となりました。

気になるそのオラクルですが、クラウド売上高が予想を下回ったほか、2026年の設備投資見通しを150億ドル増の500億ドルに引き上げたことが影響したようです。
AI投資が大きくなりすぎていることや、この投資の大部分を借り入れで賄っていることが、懸念されているようです。

久しぶりにヒートマップを見てみると、テクノロジー系に赤が目立ちます。
オラクルは前述したように約11%の下げとなっていてかなりのマイナスです。

一方で金融系などは上昇している銘柄が多く、テクノロジー系で下がった分を補填してくれています。
このあたりが特定の企業に依存せず、市場全体に分散投資するインデックス投資の優位性を改めて証明する形となりました。S&P500さまさまですね。

Trading Viewより引用

FOMCは0.25ポイントの利下げを決定

注目されていた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り主要政策金利を0.25ポイント引き下げることが決定されました。

パウエル議長は会見で、雇用への悪影響を抑える措置は十分であり、インフレ抑制に向けて適切な金利水準にあるとの認識を示しています。

一方で、今回の決定では3人の投票メンバーが反対票を投じるという、2019年以来の珍しい事態となりました。
今後の利下げペースについては意見の相違も見られ、2026年の利下げ予想は1回にとどまる見通しです。

これは今までの「2026年に2回の利下げがある」という予想からは後退しています。
今後の株価への影響が気になるところです。

金利低下と為替の動き

FOMCの利下げ決定の結果と、同日に発表された新規失業保険申請件数の増加を受けて、米国債利回りは低下基調となりました。

これに伴い外国為替市場ではドル売りが優勢となり、円相場は一時1ドル=154円台後半まで上昇しています。

円建てで米国株を保有している私たちにとっては、円高は資産評価額の目減り要因となりますが、株価の上昇がそれを補っている状況です。

今後、日本の金利上昇に伴う円高も気にしておかなくてはいけませんね。

また、金利低下とドルの下落を背景に、金(ゴールド)価格は上昇しており、安全資産への資金シフトも一部で見られるようです。

経済データの強弱と市場の織り込み

今回の市場の動きで特徴的だったのは、経済データに対する反応です。

一般的に失業保険申請件数が増えるということは、景気減速の懸念材料になるはずですが、今回の報道では、「市場はこれをFRBが利下げを継続する理由として好感した」と言っています。

市場は来年2回の利下げを織り込んでいますが、FRB当局者の中央値予想はそれよりも慎重です。また、AI関連投資への警戒感もくすぶっており、一本調子での上昇が続くとは限りません。

しかし、こうした認識のズレや懸念こそが、長期的には株価の健全な成長に必要な調整機能でもあるんでしょうね。

まとめ:不確実性を乗り越える投資スタンス

FOMCでの意見割れや、一部ハイテク株の急落など、市場には常に不確実性が存在します。
しかし、今回のS&P500の最高値更新が示すように、米国経済全体としての成長力は依然として健在です。

金利が下がり、インフレが落ち着く過程では様々なノイズが入りますが、広く分散されたインデックスファンドを持っているならば、慌てて売買をする必要はありません。
むしろ、こうしたニュースを冷静に眺めながら、市場に居続けることが最大の利益をもたらします

がんばって「バイ・アンド・ホールド」を維持していきましょう。

今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。

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