こんにちは、Kei750です。
このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
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今日は、S&P500の主要な銘柄であるエヌビディアに関する、極めて重要なニュースが出ていましたので、これに関して紹介したいと思います。AIブームの牽引役である同社ですが、長らく足かせとなっていた中国市場への輸出規制に、ついに明るい兆しが見えてきましたようです。
ホワイトハウスが、議会に対してエヌビディアの中国向け半導体輸出をさらに制限する法案(2026年国家人工知能アクセス・イノベーション保証法、通称GAIN AI法)に反対票を投じるよう促している、という報道が流れてきました。これは、トランプ政権の対中政策が軟化している可能性を示唆しており、エヌビディアの投資家にとってはまさに「朗報」と言えます。
中国市場の復活がもたらす$500億の可能性
ご存知の通り、エヌビディアは米中間の地政学的緊張と厳しい輸出規制に直面し、中国市場からの売上を収益見通しにほとんど織り込んでいませんでした。
これは、米国の安全保障上の懸念に基づく、政府による半導体輸出規制があったからです。直近の四半期決算でも、エヌビディアの幹部が「地政学的問題と競争激化により、大規模な発注は実現しなかった」と説明しています。
にもかかわらず、同社は予想を上回る業績を達成し続けています。本当にすごいことです。
しかし、注目すべきはその潜在的な機会です。フアンCEOは以前、2025年の中国におけるビジネス機会は$500億(約7.8兆円)規模であったろうと述べており、さらにこの数字は来年には50%増加すると予想されています。
現時点で、アナリストは2026年1月期のエヌビディアの売上高を$2,080億と予測していますが、もし中国市場が開放されれば、この$500億という巨大な市場が加わり、これらの予測を大幅に押し上げることになるのは間違いありません。この数字のインパクトは計り知れません。
「米国第一主義」の波とエヌビディアのロビー活動
米国では、エヌビディアの最先端チップが中国へ渡るのを制限しようという動きは、超党派の支持を得ており、バイデン前政権もこの方向性でした。特に「GAIN AI法」は、米国内での販売を優先させることで、実質的に中国への販売を困難にするものでした。
これに対し、エヌビディアの経営陣は一貫して反対の姿勢を示してきました。フアンCEOは以前から、過度な規制は米国チップメーカーの競争優位性を損ない、中国に追いつくための余地を与えてしまうと主張しています。
そして、数ヶ月前からフアンCEOがワシントンで積極的なロビー活動を展開し、トランプ大統領に対して規制の一部撤回を働きかけてきた経緯があります。
今回のホワイトハウスの動きは、こうしたエヌビディア側の働きかけが功を奏し、トランプ政権が米国の経済的な利益(エヌビディアの成長による)を優先し、規制に対する姿勢を軟化させていることを強く示唆しています。
トランプ大統領の議会に対する影響力は大きいため、この軟化の流れは、最終的な規制緩和の実現に向けた有望な一歩となるでしょう。
投資家が注視すべきポイントと長期戦略
今回のニュースでは、エヌビディアの成長ストーリーにおける最大のリスクの一つが解消に向かう可能性を示しています。地政学的な問題が明確になり、中国市場の収益が明確に見通せるようになれば、株価はさらなる高みを目指すことが期待できます。
ただし、注意すべき点もあります。GAIN AI法以外にも輸出規制は存在しており、中国市場がいつ、どの程度まで開放されるかは、まだ不透明です。
ちなみにGAIN AI法以外の輸出規制としては、
1. EAR(Export Administration Regulations)
米国の安全保障や外交政策上の利益に関わる品目や技術の輸出を管理するための包括的な規則
2. 中国共産党軍事企業への投資禁止
米国の資本が中国の軍事・監視技術開発を支援することを防ぐための措置
3. CHIPS法
米国内の半導体生産を強化するための補助金を提供する法律で、その補助金を受け取る企業に対
して特定の制限
(中国など「懸念される外国」において、特定の重要な・最先端の半導体製造能力を大幅に拡大す
ることを禁止)
などがあるようです。
また、エヌビディア側では広報担当者が「当社が米国の顧客よりも海外を優先するようなことは決してなく、存在しない問題を解決しようとするものだ」と述べているように、同社は常に米国の産業への貢献を優先する姿勢を崩していません。
この大きな政治的・経済的な流れは、冷静に見極める必要がありますが、AI時代のインフラを独占的に提供するエヌビディアの本質的な企業価値は、今回の報道によってさらに強固なものになる可能性が高いです。短期的なノイズに惑わされず、長期的な視点を堅持することが重要です。
今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。

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