こんにちは、Kei750です。
このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
悪戦苦闘しながら投資や副業に取り組む過程や、それらに関連する書籍やガジェットを紹介、発信しています。
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寒い中でも、ここ数日は温かいですね。
今週の半ばからまた真冬に逆戻りという天気予報もでていますので、着るもので上手に乗り切りたいと思います。
さて、私は元々理系のエンジニアということもあって、ニュースや記事などもそれ系の情報に目を奪われがちなのですが、今回、特に面白そうなニュースを見かけました。
「NTTと三菱重工、大気の影響が強い環境下でのレーザ無線給電で世界最高効率を達成」といったものです。
https://group.ntt/jp/newsrelease/2025/09/17/250917a.html
NTTのサイトに飛びます。
ワイヤレス給電にもいくつも種類があるのですが、身近なところではスマホの充電に使われている方も多いのではないでしょうか?
これはすでに普及、規格化が進んできています。
マグセーフやQi(チー)っていうやつですね。
今回のニュースはそれよりかなり大きなスケールの話になりますが、SFの世界だと思っていた「ワイヤレス給電」がいよいよ実用段階に入ってきたという、ワクワクするニュースをまとめまてみました。
このブログに来てくださる方は、世界中の企業に分散投資することに興味をもたれているかたも多いと思います。
そしてその企業の「中身」である技術がどう進化しているかを知ることは、未来を信じてホールドし続けるための大きな力にるとおもいます。
なにより「ワクワクドキドキ」しますからね。
私たちの生活を一変させるワイヤレス給電の現在地
ワイヤレス給電と聞くと、スマートフォンの置くだけ充電を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろんそれもワイヤレス給電の一つです。実質的にはほぼ接触していますけどね。
しかし今、起きているのは「長距離」「高電力」の革命です。
これまで、電気を飛ばす距離を伸ばそうとすると電力が弱まり、電力を強めようとすると距離が縮まって制御が難しくなるという高い壁がありました。
しかし、2025年から2026年にかけて、日本のスタートアップや大手企業がこの壁を次々と突破しています。
配線という物理的な制約から解放されることは、産業構造そのものを根底から変える可能性を秘めています。
ワイヤレス給電(無線電力伝送)の種類について
一口にワイヤレス給電と言っても、色々な方法があるのですが、今回は大きく3つの方式について、その仕組みと特徴を分かりやすく解説したいと思います。
1. 誘導方式(電磁誘導方式)
現在、私たちが最も日常的に使っている方式です。
仕組み
送電側と受電側の両方に「コイル」を配置します。送電側のコイルに電流を流して磁界を発生させ、その磁束を受電側のコイルが受け取ることで、電磁誘導の原理により電気を発生させます。
特徴
距離: 数mm〜数cmの極めて短距離
電力: スマホの充電から電気自動車(EV)まで幅広く対応可能
用途: スマートフォンのQi(チー)規格、電動歯ブラシ、電気シェーバーなど
メリット: 回路が単純で効率が高く、製品化のコストが低い
デメリット: 少しでも距離が離れると極端に性能が落ちる
2. マイクロ波方式
この後に説明する、エイターリンクなどのスタートアップが注力している、電波で電気を送る方式です。
仕組み
電力をマイクロ波(高周波の電波)に変換してアンテナから放射し、受電側のアンテナ(レクテナ)で再び電力に戻します。Wi-Fiの電波で電気を送るイメージに近いです。
特徴: 距離: 数m〜数十m以上の長距離が可能
電力: 数mW〜数W程度の微小電力がメイン
用途: 工場のIoTセンサー、スマートビルの温度計、電子棚札など
メリット: 電波が広がるため、エリア内にある多くのデバイスに同時に給電でき、障害物にも比較的強い
デメリット: 大きな電力には対応しづらい。また電波を放射するため安全面の配慮も必要
3. レーザー方式(光無線給電)
NTTなどが研究を進めている、光の直進性を活かした次世代の方式です。
仕組み
電力をレーザー光(光エネルギー)に変換し、受電側の太陽電池のような素子(光電変換素子)にピンポイントで照射して電気に戻します。
特徴: 距離: 数百m〜数km以上の超長距離が可能
電力: 数W〜数百W以上の中〜大電力も狙える
用途: 飛行中のドローンへの給電、離島・被災地への送電、宇宙太陽光発電
メリット: 指向性が非常に高く、遠くまでエネルギーを集中させて運べる
デメリット: 大気影響や制御の難しさ、変換効率などが課題
スタートアップ「エイターリンク」が描く配線のない未来
まず注目したいのが、スタンフォード大学発のスタートアップ、エイターリンク社です。
スタンフォード大学発とはいえ、れっきとした日本の企業です。
彼らはマイクロ波(電波)を使い、最大17m以上の距離で電気を飛ばす技術を商用化しました。
ターゲットは、工場のロボットやビルのセンサー群です。
工場の可動部は配線の断線トラブルが多く、一度ラインが止まれば莫大な損失が出ますが、ここを無線化することで、メンテナンスコストを劇的に下げる試みをしています。
すでに三菱UFJ銀行や南海電気鉄道などで導入が始まっており、2024年には製品化も達成しています。
同社は自社で専用の半導体まで設計しており、まさに「令和のものづくり」を象徴する一社と言えるでしょう。
NTTと三菱重工が挑む「1km先」へのレーザー送電
一方、今回大きくニュースとして取り上げられていたのは、より遠くへ、より大きな電力を送るために「レーザー」を活用しているNTTと三菱重工の連合の技術です。
2025年に行われた実証実験では、約1km離れた場所に1kWのレーザーを照射し、平均152Wの電力を安定して取り出すことに成功しました。
152Wという数字は、ノートパソコン数台を同時に動かせるレベルです。
ん?そんなもんなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれはかなり大きな進歩なんです。
特筆すべきは、大気の揺らぎがある屋外環境で、30分以上の連続給電を「世界最高効率」で達成した点にあります。
宇宙空間や真空に保たれた実験空間などでは早くから実証されてきましたが、地表近くの実際に使用されるであろう環境で実証されたことに意味があります。
これにより実験室の中だけの話ではなく、被災地や離島、さらには飛行中のドローンへ地上から電気を送り続けるといった、社会インフラとしての活用が現実味を帯びてきたことを意味しています。

宇宙で太陽光により発電した電力を地上に送るとか、一昔前のSFが実現するかもしれません。
NTTの株、もっと上がってもいいんじゃないの?とか思っちゃいますよね。
技術の進歩を信じて長期投資を続ける理由
今回ご紹介した技術は、どれも一朝一夕に完成したものではありません。
何年も、何十年もの地道な研究と失敗の積み重ねの上に、今の「静かな前進」があります。
私たちインデックス投資家にとって、こうした技術革新は「世界経済が成長し続ける根拠」そのものです。
電線が不要になり、エネルギーが無限に近い形で供給される未来。
しかも環境に大きな影響を与えない。
技術の進化って本当にすごいと思います。
そんな時代に活躍する企業群を、私たちはまるごと保有しているのです。
目先の株価の揺らぎに一喜一憂する必要はありません。
人類の知恵が未来をより良くしていくことを信じて、どっしりと構えていきましょう。
今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。
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