【eMAXIS オルカン高配当】通常版とは別物?信託報酬の違いと新商品に飛びつく前に知るべきこと

News

こんにちは、Kei750です。

このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
悪戦苦闘しながら投資や副業に取り組む過程や、それらに関連する書籍やガジェットを紹介、発信しています。
また当ページのリンクには広告が含まれていることがあります。

お盆も過ぎたというのに、大阪では本日8月31日も最高気温35度前後という、8月最後の日にふさわしくない厳しい暑さで、熱中症警戒アラートも出ています。

夏の終わりというより、まだ真夏のど真ん中という感じですね。
皆さんも水分補給を忘れず、無理のない範囲でお過ごしください。

それでは今日の本題に入りたいと思います。

先日、三菱UFJアセットマネジメントから新しい投資信託「オルカン高配当」が発表されました。

私は普段eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を主軸に積立を続けていますが、今回はこの新商品を、既存のS&P500やオルカンと比較しながら、買うべきかどうかを考えてみたいと思います。

今回発表された「オルカン高配当」とは何か

正式名称は「eMAXIS 高配当全世界株式(オール・カントリー)」で、9月30日に設定予定です。

三菱UFJアセットマネジメントから販売されている、eMAXISシリーズの新商品という位置づけです。

連動をめざすのは、配当の持続性や財務の質を考慮して全世界株式から銘柄を絞り込んだ「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス高配当利回り指数」。

約700銘柄で構成され、年4回分配の「配当払出型」と、分配を抑える「資産成長型」の2本があり、信託報酬は年0.165%以内です。

注意したいのは、「オルカン」という愛称が付いていても、私たちが普段「オルカン」と呼ぶeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは投資戦略が異なる点です。

シリーズ名も「eMAXIS Slim」ではなく「eMAXIS」であり、通常のオルカンの配当版というより、全世界株式という母集団から高配当という別のルールで銘柄を選び直した別商品、と考えた方が実態に近いと感じます。

4商品を並べて見えてくること

S&P500は米国企業の成長に賭ける商品、通常のオルカンは世界経済全体の成長に賭ける商品です。

これに対しオルカン高配当は、世界分散をしながら配当を生みやすい企業を選別した商品で、資産成長型は長期保有、配当払出型はそこに年4回の現金分配が加わります。

銘柄数は通常のオルカンの約2,500に対して約700に絞られ、時価総額加重ではなく高配当という基準で選ばれるため、AppleやMicrosoftのような大型グロース株の比率は小さくなります。

全世界に大きく分散投資するといった目的であれば、少し気になる点ですね。

目的が「世界経済全体の成長」なのか「配当収入」なのかで、選ぶべき商品も変わってきます。

比較を簡単に表にしてみました。

分配金は「お得」なのか

大事なのは、分配金のあるファンドが優れている、あるいは劣っているというものではないということです。

分配金は運用成果に上乗せされるものではなく、ファンド資産の一部から支払われるため、その分だけ基準価額の下落要因になります。

長期の資産成長を重視するなら、分配を抑えたファンドを保有しながら必要な分だけ自分で取り崩す方法も合理的です。

一方で、自分で売却の判断をすることに心理的な抵抗がある方には、仕組みとして定期的に現金を受け取れることが、投資を続ける支えになる場合もあります。

どちらが正解というより、ご自身がどちらのスタイルに安心感を持てるかだと思います。

現役世代や資産を増やしていくぞー!といった方には成長企業に投資をしていく方が有利ですし、引退した世代や今現在の生活も楽しんでいきたいといった方には分配型もありかもしれません。

コストと、いま買うべきかどうか

信託報酬を並べると、通常のオルカンが年0.05775%、S&P500が年0.0814%なのに対し、オルカン高配当は年0.165%と、通常のオルカンの約2.9倍です。

仮に1,000万円を保有した場合、年間の概算コストは通常のオルカンで約5,775円、S&P500で約8,140円、オルカン高配当では約16,500円になります。

気になる人には気になる点ですけれども、アクティブ型の商品と比べるとまだまだ安い部類にはなります。

配当を重視する方向けには、より信託報酬の低い全世界高配当型の商品も他社から出ており、比較検討の余地はありそうです。

また、高配当株投資は本来、株価が割安なタイミングで仕込むのが基本とされる考え方もあり、設定直後の話題性だけで飛びつくのではなく、目的と購入のタイミングを冷静に見極めたいところです。

ちなみにSBI証券の積立投資ランキングでは、オルカン、S&P500に続いてアクティブ系の商品が入っていますね。
信託報酬2%でもこの人気はすごいです。

まとめ

「オルカン高配当」は、大人気の「オルカン」というブランドをうまく生かした、話題性のある商品だと思います。

ただし中身は、時価総額加重で世界全体に幅広く分散する通常のオルカンとは異なる、高配当株に的を絞った商品です。

淡々と積立を継続し、世界経済や米国企業の長期的な成長に資産形成を委ねたい方にとっては、これまで通りS&P500やオルカンを主軸に置く考え方も、引き続き十分に有効だと私は考えています。

ちなみに私はこれまで通り、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に積立を行っていく予定です。

名前のイメージだけで判断せず、ご自身の投資方針とリスク許容度に基づいて、じっくり検討していただければと思います。

それでは今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。

本ウェブサイトに掲載されている情報は、特定の株式への投資勧誘を目的とするものではありません。株式に対する投資判断に際しては、本ウェブサイト掲載情報のみに依拠することはお控えください。株式の投資に関するご決定は、自らのご判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。

News
スポンサーリンク

コメント