強い雇用統計が株を下げる理由と個人投資家の対応

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こんにちは、Kei750です。

このブログでは退職をきっかけに、サイドFIREを目指すことを決めたおっさんが、
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週末の相場、少し驚いた方も多いのでは

6月8日(月)の朝、日経平均が一時2,600円安という大きな下げを記録しました。

先週末の米国市場では、S&P500が週次で2.59%下落し、エヌビディアが6.2%安、ナスダック総合が4%超安という厳しい値動きとなっています。

「このまま投資を続けていて大丈夫だろうか」と不安を感じた方も多いのではないでしょうか。

今日はこの下落の背景にある「なぜ雇用が強いと株が下がるのか」という点と、長期インデックス投資家としてどう向き合うべきかを整理してみたいと思います。

Trading Viewより引用 1ヶ月で見ると結構下がっているように見えます。でも長期で見ると、、、

強い雇用統計が株安につながるメカニズム

6月5日(金)に発表された米国5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比17万2,000人増と、市場予想の8万5,000人増を大幅に上回りました。

3月・4月分も合計9.3万人の上方修正があり、直近3ヶ月平均では月間18.8万人ペースでの増加となっています。

「雇用が増えるのは景気が良い証拠なのに、なぜ株が下がるの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

私もその一人です。
雇用が強くなって、経済が回り始めたら、株価も上がるんじゃ?
そう思ってしまいますよね。

そのちょっと矛盾したような仕組みを調べてみましたので、シンプルに説明します。

流れ的には以下のような感じです。
風が吹けば桶屋がみたいな感じがしなくもないですが、、、

雇用が強い → 賃金が上がりやすい → モノやサービスの価格(インフレ)が上昇しやすい → FRB(米連邦準備制度理事会)が金利を上げる必要が出てくる → 金利が上がると、株式投資の相対的な魅力が低下する

この連鎖が「雇用が強い = 株安」という一見矛盾した動きを生み出します。

今回は特に、過去数週間で急騰していたAI・半導体関連株に対して「過熱感の修正」が重なり、売りが加速した面もあるのではないでしょうか。

CMEのフェドウォッチによれば、雇用統計発表後に年内利上げ確率は52%から68.4%へと急上昇しました。

日本株が米国株の下げを受ける理由

6月8日の日経平均の急落は「米国発の売りが日本に波及した」というかたちです。
なぜ日本株も下がるのでしょうか。

まず、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体製造装置・検査装置銘柄は、エヌビディアをはじめとする米国ハイテク企業と事業上の結びつきが強く、米国AI関連株の下落と連動しやすい構造があります。
ソフトバンクグループもナスダック指数との連動性が高い銘柄として知られており、今回の下げでも大幅安となりました。

また、為替の観点からは、強い雇用統計を受けてドル高・円安が進みやすい一方で、日銀の利上げ加速観測も高まり、円金利にも上昇圧力がかかる状況です。

円はまた160円台に乗せてきましたので、再び介入があるかもしれませんね。

市場参加者の間では、米長期金利が再び4.7%付近に上昇し、ドル円が一段高となれば、日本の長期金利も29年半ぶりの高水準(2.8%)に向けて再び上昇する可能性があるとの見方も出ています。

ただし、今回の東証での値下がり銘柄は全体の6割程度にとどまっており、内需株やディフェンシブ銘柄は比較的底堅い動きを見せているという側面もあります。

今後の株価と個人投資家の対応

今後の焦点として、6月10日(火)に発表される米5月CPI(消費者物価指数)が挙げられます。
ここで物価の過熱感が確認されれば、さらなる売り圧力となる展開も考えられます。

みなさんが気になるのは「今が売り時なのか、買い増し時なのか」という点ではないでしょうか。

一般人の我々には相場を読むことはできません。
ただ、過去のデータを参考にすると、市場参加者の間からは「ファンダメンタルズは良好」「AI投資への期待は変わっていない」との声も聞こえており、短期的な値幅調整という見方もあります。

米国株は割高過ぎるとの声もあるようですが、現在のS&P500の予想PERは5日時点で20.9倍と、AI相場本格化後の平均(21.2倍)を下回っており、極端な割高感はありません。

一方で、仮にFRBが実際に利上げに踏み切れば、2022年の利上げ局面のように、S&P500が25%超下落した期間が2年以上続いたような事例もあります。

長期インデックス投資家として私が意識していることはシンプルです。

「相場は必ずここから上がるという断言は誰にもできない」——だからこそ、決めたルール通りに淡々と積立を継続することが最も再現性の高い行動だと考えています。

Trading Viewより引用 3か月でみるとちょっと下がったかな?程度ですね

まとめ:長期投資家が振り回されないために

今回の下落を整理すると、強い雇用統計 → FRB利上げ観測 → 金利上昇 → グロース株・ハイテク株の調整、という流れです。
日本株も米国AI・半導体株との連動性から連れ安となりました。

歴史は常に困難を乗り越えた先に成長があることを証明してきました。

2022年の利上げ局面、2024年8月の急落、2025年1月のディープシークショックを振り返っても、長期で積み立て続けた投資家は最終的にリターンを得てきました。

短期の値動きに一喜一憂せず、感情に振り回されず、論理的かつ誠実な視点で自分の投資方針とリスク許容度に基づいて行動し続けること。

S&P500やオールカントリーへの長期・積立インデックス投資を続けるというスタンスは、今回のような局面でも変わらないと私は信じています。

それでは今日のところはこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。

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